その時あなたは

趣味で書いている小説をアップする予定です。

 マミは某システムダウンの後、閉じていた私のこころを開いてくれた。私と一緒に〈転送者〉と戦おうとしてくれた。結局、マミには〈転送者〉と戦う力はなかったけれど、そう言ってくれるだけでうれしかった。
 けれど、今は……
「どうしたの? 服を着ないと風邪ひくわよ」
 ポン、と肩を叩かれると、鏡にはオレーシャの顔が映っていた。
「先にいくわね」
「はい」
 一人になって、自分の顔を鏡で見ている。
 〈扉〉の支配者からもらった空港の映像が頭に浮かぶ、もしかして、|美琴(みこと)は、もう……
 一瞬、目に映るものすべてが赤く染まって見える。
 すると、頭が痛くなって、それ以上思い出せなくなった。
「なに、なんなの……」
 思い出せなくても、あのメモリは持っている。映像を見返せば、美琴のことも映っているかもしれない。
 私はシャワールームを出て、誰も来ていない学校の廊下を、自分の教室へ向かってあるいた。
 教室の扉を開け、無人の教室の自席に座ると、机に伏せて目を閉じた。

 
 父が私の腕を取る。
 大きく口を開いて、何か叫んでいるツインテールの私。
 壊れたコンクリートのかけら。
 むき出しなった鉄筋。
 血だらけの廊下。
 人の代わりに〈転送者〉が通路を闊歩するようになっている。
 

 頭が痛い…… メモリをもらったときに、見て思い出すチャンスがあったはずだ。
 あの時、どうしても映像が見れなくて、スライダで映像を送ってしまった。体が見ることを拒否しているようだった。
 何度も同じ場面だけが思い返される。
 父に手を引かれながら、何か叫んでいる。
「もういや……」
 立ち上がり、外を眺めた。
 中庭に人影が見えた。
 教師がいるとしてもオレーシャだけだろう、後いるとすれば警備員ぐらいだ。警備の人は制服だから、すぐわかる。その人影は、明らかに怪しい人物なのだ。
 その人影を追うと、校舎の扉を開いたり閉じたりしている。
 少し角度が変わって、横顔が見える。
「山咲!」
 私はしゃがんで隠れた。
 窓ガラスは閉まっているし、距離も十分離れている。おそらく聞こえなかっただろう。
 しかし、しゃがんだ場所から少し移動して、ゆっくり確認した。その人影は山咲良樹で間違いない。
 あいつが通学路に扉を作って、〈転送者〉を呼び込んでいるに違いない。鬼塚刑事もそう考えているようだった。
 スマフォを使って、山咲がやっている行動を動画に撮ると、校舎内を回って、背後へ近づくことにした。
 学校内に人がいなければ、多少変身しても……
 体を校舎の柱に隠しながら、山咲に近づいた。
 一気に歩を進めて、腕を取ってねじり上げる。
「やっと来ましたか」
 言った瞬間、体が校舎の壁に叩きつけらえていた。
 背中に走る痛みとともに、全身がしびれたようになって動かない。
「くっ……」
「普通、校舎内を調べるなら、もっと目立たないように調べますよ。罠だとは思わなかったのですか?」
 顔を狙って蹴りがくる。私は懸命に腕を重ねて蹴りを受ける。
「聞きたいことがあるんですよ。さっきから私が扉を開けたり閉めたりしていたのは見ていましたね?」
 片手で胸倉をつかまれ、持ち上げられる。
 私は無言でうなずく。
「通学路で〈転送者〉が出ることもご存知ですね」
 山咲は、足、腰、腕までがピンとなって、微動だにしない。持ち上げられてしまっている私だけが苦しくて震える。
「では、なぜこの校舎に〈転送者〉がこないんです? セントラルデータセンターからの距離? 学校も、寮も、通学路も、さして距離は違いありません。マンホールの蓋ですら〈転送者〉を呼び込めるのに、これだけの扉がある学校と寮。なぜ〈転送者〉が出てこないんですか?」
 私は首を振った。
「フンっ」
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再開しますが、まだ書いて出して、という状況であり、金曜日はお休みします。
よろしくお願いいたします。 

なんかこっちが、必死にアクセスアップしたい、と思って探すと『なろう』内にそういうノウハウ記事がある。
それを読んでいると、それを書いたひとのアクセスがアップしていることになる。
「あれ?」と思う。何かずるくない?って気がする。
読者が読みたい記事でなくても、大勢の人が読みたい内容を書けばアクセスアップするということだ。
しかし、それは「小説家」になった訳じゃないんじゃないか。
「作者になろう」というサイトなら別にいい。
けれど「小説家」なろうなのだ。「Webで有名になろう」の「なろう」ではないのだ。
そういう思いつきが出来ない時点で、こっちは心理を読めてないんだし、アイディア負けしているのは悔しいが認める。
けどそれは、くどくなるけど、エッセイとかブログ記事であって「小説家」ではないと思う。
けど、読んだけどね。
何時にアップしたらいいか分からねーし、どれくらいの長さで分割したらいいかもわからねーし……
はぁ……

小説は書けないのに、こういう文句なら浮かんでくる。

おやすみなさい。 

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