その時あなたは

趣味で書いている小説をアップする予定です。


 体がフワフワと軽くなったように宙に浮き、上昇しながらぶつかりそうになる電線をかわす。
 電柱より高く上り、その電線越しに学校を見下ろしていた。
 見たことのあるような、それでいて知らないような風景が入り交じって見える。
 これは『リアル』ではないのだ、と真琴は思った。続きを読む


 
 真琴と薫が保健室に入った時には、品川は既に横になっていた。
 真琴はさっき品川がされていたような問診を受け、もう一つある方がのベッドの側へ入った。
 薫は教室に戻って報告するため、保健室の先生の判断を聞いてから、教室に帰って行った。
 真琴は、これから始まる戦いのの為に、品川のベッドを自分が横になるベッドに引き寄せようとした。しかし、キャスターにロックがついてるのか、ベッドは動かず、更にはギッ!と音がした。
「!」
続きを読む



 板書する音が教室に響き渡っていた。
 それをノートに書き写す音も同じように聞こえてくる。
 優秀な生徒が多いのか、騒がせないほど教員が厳しいのかは判らないが、どちらにせよ国語の授業は静かに進んでいた。
「すみません」
続きを読む

↑このページのトップヘ