その時あなたは

趣味で書いている小説をアップする予定です。

 
 フランシーヌが食器の片付けを始めると、真琴は食器をまとめて自分で運ぼうとしたが、やはりフランシーヌから止められた。
「すみません。ここでは私が片付ける事になっておりますので」
「そう、だったよね…」 続きを読む

 
 薫は、自分のももの上に寝転がる真琴の髪を撫でていた。真琴の寝息を少しでも聞き漏らさぬように、自分の息を極力殺していた。
 頬や、閉じたまぶたのまつ毛にもそっと触れてみたかったが、起きてしまうかもしれない、と思うと出来なかった。起きて、何か変な女だと思われてしまったら取り返しがつかない。 続きを読む

 
 居間のソファーは対面して座ることは出来なかったので、真琴と薫はソファに隣同士になって座っていた。
 薫は、メモ帳を持ってぐるぐると丸を書いてみたり、記号を書いてみたり、言ったことを書き留めてみたりしていた。
「明日、学校以外でなんとか出来る可能性は低いわね」 続きを読む

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