その時あなたは

趣味で書いている小説をアップする予定です。

2014年05月

 
 昨晩はメラニーの運転する車で家に送ってもらって帰った。
 母は『特別なお客様』のヘアメイクで、帰ってきたのは真琴より遅かった。
 出欠がとられたが、品川さんは予想通り欠席していた。真琴も特に頭痛がでることもなく、坦々と授業がすすんでいった。 続きを読む

 
 フランシーヌが食器の片付けを始めると、真琴は食器をまとめて自分で運ぼうとしたが、やはりフランシーヌから止められた。
「すみません。ここでは私が片付ける事になっておりますので」
「そう、だったよね…」 続きを読む

 
 薫は、自分のももの上に寝転がる真琴の髪を撫でていた。真琴の寝息を少しでも聞き漏らさぬように、自分の息を極力殺していた。
 頬や、閉じたまぶたのまつ毛にもそっと触れてみたかったが、起きてしまうかもしれない、と思うと出来なかった。起きて、何か変な女だと思われてしまったら取り返しがつかない。 続きを読む

 
 居間のソファーは対面して座ることは出来なかったので、真琴と薫はソファに隣同士になって座っていた。
 薫は、メモ帳を持ってぐるぐると丸を書いてみたり、記号を書いてみたり、言ったことを書き留めてみたりしていた。
「明日、学校以外でなんとか出来る可能性は低いわね」 続きを読む


 小さな庭のある一軒家の前についた。車から降りると、家事使用人のフランシーヌが出迎えてくれた。薫の家だった。
 彼女は両親から言われ、都心のマンションから通学可能な小中高一貫教育の学校に通わさせられるところだったのだが、薫が幼稚園で一緒になった真琴が気に入り、真琴と同じ小学校、中学校、高校と都度都度我が儘をいった。それに折れて、高校に入る際に、一軒家を購入し養育係のメラニーと暮らすことになった。家にはメラニーと家事使用人が二人同居していた。
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ブログ村ってサイトがあるんですが、そこに登録した時に、「BL・GL・TL」ってあって、そこで良いんだろう、と思って気軽に登録してましたら、サブジャンルの設定を何故その時間違えたのか判りませんが「BL」としていました。
というか、大きなジャンル訳の所は「GL」と書かれているのに、サブジャンルに「GL」がないから間違えちゃうんじゃないかよ〜 と勝手に騒いでおります。
(だって「BL・百合・TL」って書いても対して長さ変らんじゃん!! どうなん!そこんとこ!!)
とりあえずGLなんでサブジャンル「百合」に変えさせていただきました。
 BL を期待して見に来た人がいたのではないか、と思うと本当に申し訳ありません。


 薫と真琴は、普段なら駅まで歩いて電車を使って帰るのだが、薫がなにやら話があるから車で帰ろう、と言いだした。真琴も品川さんの事を話したかったので、薫の提案にしたがうことにした。
 薫は、何やら色々と家に電話して、ひとしきりその会話が終わって、スマフォをしまった。そして、
「ちょっと考えても、ある程度の時間品川さんと真琴が一緒にいなければならない、というのは普通のシチュエーションでは無理よね」
 と、腕を組んで考え込むように言った。
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 放課後の教室には、真琴と幼馴染の薫の二人きりしかいなかった。
「ごめん」
 というと、真琴は机に突っ伏して寝てしまった。それを確認するや、薫はスマフォを取り出し、ためらいもなく真琴とのツーショットを撮り始めた。
「そうね、ちょっとここがヒラっとしていた方が感じが出るかしら」続きを読む


 体がフワフワと軽くなったように宙に浮き、上昇しながらぶつかりそうになる電線をかわす。
 電柱より高く上り、その電線越しに学校を見下ろしていた。
 見たことのあるような、それでいて知らないような風景が入り交じって見える。
 これは『リアル』ではないのだ、と真琴は思った。続きを読む


 
 真琴と薫が保健室に入った時には、品川は既に横になっていた。
 真琴はさっき品川がされていたような問診を受け、もう一つある方がのベッドの側へ入った。
 薫は教室に戻って報告するため、保健室の先生の判断を聞いてから、教室に帰って行った。
 真琴は、これから始まる戦いのの為に、品川のベッドを自分が横になるベッドに引き寄せようとした。しかし、キャスターにロックがついてるのか、ベッドは動かず、更にはギッ!と音がした。
「!」
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